ばさし’s blog

日々感じた事を記す。それは自分のためであり、あなたのためでもある。

今日も美人を探してる

僕は昔から人をじろじろ見る癖がある

 

歩きながらすれ違う人はもちろんのこと、車を運転している時でさえ反対車線を行く車の運転手を見たりすることはよくある

 

電車に乗り込むようなことがあれば目の届く範囲にいる人はきっと無意識のうちにザッとスクリーニングしているだろう

 

それはタイトルにある通り美人さんを探しているという側面もあるのかもしれないが決してそれだけではない

 

ことの本質はそこにはない

 

僕はただ僕の周りに存在する「非日常」を極力見逃したくないのだ

 

その証拠に僕は美人だけでなく

ちょっと変わった人だったり、やたらニヤついている人だったり、やたら威圧的な態度の人だったり、えらく肌の調子が悪そうな人だったりなど、例を挙げるとキリがないがとにかくありとあらゆる様々な「あまりお目に掛かれないタイプ」の人が僕の近くにいればその存在に気付かないようなことがないように必死に生きているのだ

 

目を奪われる対象が男にだってなることも珍しいことではない

それはとびきりのイケメンさんであるかもしれないし、逆に言えば世紀を代表できるくらい冴えない男がいれば僕はその出会いに大いに胸を躍らせるだろう

 

もしも美女が全く珍しくなければそれはもはや美女ではないし、美男でも変な人でもそれは同じことが言えるだろう

 

珍しく、かつ少数派であるがゆえに「美男美女」、あるいは「変な人」という特別枠が設けられているのだ

 

要するに普通や日常とは一線を画す魅力がそこにあるから僕の「非日常センサー」がついつい反応してしまうのである

 

けどこんなこと言ってもきっと理解されないだろうし、僕が妻の前で美女を眺めていればきっと妻は気を悪くするだろう

 

だから妻がそばにいるときだけは僕の「非日常センサー」の探知設定から「美女」だけをロックするようにしている

 

うーん、それもちょっと違うかもしれない

センサーは一分の狂いもなく、もはや一人も漏らすことなく完璧に反応しているのだがセンサーを司るハードウェアである僕自身が反応を出さないように設定はしてあるといった方が正確だろう

 

だから妻が「今さっきの人モデルみたいだったね。」と言ってくれば「へ?そんな人いた?」としらを切るし、「見てあの人、すっごい美人!」と言ってくれば、例え僕のセンサーは20秒前にすでに探知済みであったとしても、初めてその存在に気づいたかのように「おお!たしかにそうだね」と言ってみたりするのだ

 

妻はこれを読んでショックを受けるかもしれないが、もしショックを受けるのならまだ僕のこの行動の本質を理解していない証拠だろう

 

もう一度言うが僕はただ神様がその時その瞬間に僕の周りに用意してくれた「非日常」を見落とさないように努めているだけなのだ

 

例えばプロスポーツを観戦する人たちも僕のいうところの「非日常」探求者たちであり、つまり彼らは「普通」や「常識」のレベルを超えた選手たちの技術の高さに惚れ込んで自分の時間や労力を費やしているのだ

 

一方で選手の技術や競技にはさほど興味もなさそうだし、そもそもそのスポーツに対しての知識もほとんど持ち合わせていないのにやたら熱烈にある特定の選手だけを追っかけている女子たちの心理はちょっと僕には分からない

 

でもきっと彼女たちも何かしらの「非日常」をその選手に見い出しているのだろう

 

このような「非日常」は意外とそこらじゅうに落ちてるもので、ちょっと注意すれば見つけることができる

 

しかも案外それで人生が少しだけ楽しくなったりもするのだ

 

これからも僕は身の周りの「非日常」をくまなくパトロールしていく

 

そのつもりだ